Linuxの基本3サーバー用OSはWindowsじゃなくてLinuxが常識!

2020年9月24日

私のサイトではLinuxについていくつかの説明をしてきました。今更ですが、「Linuxとは何か?」を始めてLinuxという単語を聞いた人に向けて説明したいと思います。

Linux OSについて

Linuxとはコンピュータのオペレーティングシステム(OS)の1つです。WindowsやMac OSと同じでコンピュータを制御するためのソフトウェアです。

しかし、普通にPCを使っている限りでは、周りにLinuxを使っている人を目にすることはまず無いと思います。実はLinuxはサーバー用途に非常に強いOSなんです。

Linuxを知らない人は「サーバーって何よ?」と思うでしょう。サーバーとは皆さんがネットに接続した時に自分のPCやスマホと更新している対向側のコンピュータのことです。

サーバーで1番簡単にイメージできるのはWEBサーバーです。ブラウザのアドレスにhttp://gooogle.comと入力すると、パソコンはこのアドレスを持つサーバーにホームページのデータを要求します。サーバーはホームページのデータを皆さんのPCに送り返し、ブラウザにホームページが表示されるんです。

Internetには数億台のサーバーが接続されているといわれていますが、LinuxのシェアはWEBサーバー上位100万台に限定するとほぼ100%です。1000万台だとLinux 80%、Windows 20%くらいのようです。

あまり良いソースが無いのですが、Wikipediaに詳しい統計が出ていました。

はっきり言ってITエンジニアで食べていくならばLinuxの知識は必須です。一部いらない職種もありますが、Linuxの知識が無駄というIT職は無いと思います。

Linuxの歴史と種類と入手方法

Linuxは1990年代に大学生のリーナス・トーバルズさんが完全フリーなオープンソースなOSを作ろうとコードを公開したことが始まりです。

その他にもLinuxに似ているOSはたくさんありましたが、Linuxが唯一完全無料、全部公開だったので2019年の今ではほぼLinuxだけが生き残りました。

そのため、Linuxは今でも無料で手に入れられます。

Linuxの種類

Linuxの普及の中でいくつかの種類ができています。これをディストリビューションと呼びます。

正確にはLinuxはOSの核の部分を指し、それに付随する便利ソフトはいろいろな組み合わせが可能です。これを使いやすいように集めてワンセットにした物がディストリビューションです。

ディストリビューションには次のような種類があります。

  • REDHAT
  • FEDORA CORE
  • DEBIAN
  • UBUNTU
  • SLACKWARE
  • ほかたくさん

REDHATは商用になってしまいました。REDHATのフリー版はFEDORA COREです。DEBIANは今でもあります。UBUNTUはDEBIANの派生ディストリビューションです。SLACKWAREはほとんど聞かなくなりました(まだ生きてる?)。

Linuxの入手

一番元気なDEBIANとUBUNTUは以下のサイトからインストールイメージがダウンロードできます。

Linuxの始め方

Linuxをマスターしたい!と思ったときに、まずLinuxのコンピュータを持っていないと話になりませんが、ほかの記事でLinuxの始め方をまとめましたので参考にしてください。

Linuxを仕事で触るとなるとサーバー管理がほとんどになるので、サーバー用Linuxの始め方を紹介します。

ログインとHOME

インストール後Linuxにログインするにはリモートログインかコンソールログインを利用します。両方とも遠隔ログインだと思えば支障ありません。例えばsshを使たリモートログインだと以下のような画面が表示されます。

Ubuntu 18.04 LTS server1 tty1
server1 login: _



「えっ?」と思いました?そう、Linuxはもともとは文字ベースのインターフェース(CUI)なんです。この部分で8割の初学者が脱落します。2割に入れるように頑張りましょう。

はじめにIDとパスワードを入力したらHOMEに移動します。といっても

loginID@server1:~$ _



上のようにアンダースコアが点滅しているだけです。ここにコマンドを入力していくのがLinuxの操作方法です。

Linuxのコマンドはこのブログでも必須の8つを紹介しましたが、LPI-JAPANのLinuxの教科書が無料なのに高品質な教材になっていますので、両方紹介しておきます。

まとめ

今までLinuxと聞いたことはあるけど、何だがわからなかった人はこの記事でイメージが持てたんじゃないでしょうか。

フリーランスエンジニアの数が今までで一番多くなっているそうなので、フリーランスを目指そうと思っているならばLinuxを使えることは必須です。

若いエンジニアの方は、日々テクノロジーが進歩してしまうので、覚えることがいっぱいありますが、頑張ってください。