NVIDIA搭載ノートへLinuxをインストールすると画面が真っ暗でどうにもならない場合の対処法
一部のハイスペックPCはNVIDIAのグラフィックカードを搭載していて、Linuxをインストール後に専用ドライバのインストールが必要なものがあります。
しかし、一部のノートPCではGUIで起動してもCUIで起動して正常なモニター出力がされず画面が真っ黒になる不具合があるようです。
私もDebian 12とDELLのE6510 の組み合わせでこの状態になりました。GRUBの画面でsystemd.unit=multi-user.targetオプションをつけてCUIで立ち上げてもなぜか真っ暗になります。
NVIDIAのドライバをインストールすれば画面は映るようになりますが、画面が見えないとドライバインストールができません。
この対処法を見つけましたのでこの後、この罠にはまる人のために回避方法を記録しておきます。
1 エキスパートモードでインストールする
Debianのインストール画面で Advanced Install Option > Text Installer > Expert Install を選択します。
2 インストールするサービスにsshサーバーを選択する
インストール途中で選択するサービスで”SSHサーバー”を選択します。
この状態でインストール完了すれば外部からSSHログインができるので、NVIDIAのドライバをロードできます。
しかしこの方法も2つ条件があります。
(1) ネットワークデバイスが認識されている
(2) インストーラーがPCを起動できる
この2つがOKならNVIDIA PCも問題ないはずです。
試してみてください。