5G通信の注目企業 ソフトバンク

2019年4月8日

以前、5Gの注目企業でNTTドコモを取り上げました。5Gの資料を集めるとNTTドコモはどちらかというと技術ベースの資料が多かったです。

この記事ではソフトバンクの5Gについて研究してみました。ソフトバンクは他社と異なり、5Gについての発表はエンタメ方向に振っています。今回はソフトバンクの5Gについて研究してみました。

ソフトバンクの5G技術

ソフトバンクのサイトで5Gを検索するとMobile向けの5Gとビジネス向け5Gのサイトが検索上位に上がります。

ソフトバンクのモバイル向け技術情報

Mobile向けのサイトはソフトバンクの携帯電話契約に関するサイトです。わかりやすくソフトバンクモバイルが5Gになったらどうなっていくかが説明されています。

他のキャリアと違うところは、ソフトバンクはヤフオクドームを持っているため、5G通信を野球観戦のAR,VRに使っていく戦略を持っています。これは他のキャリアにはないですよね。

上の実験ではヤフオクドームのグラウンドに設置したカメラから3D映像をヘッドマウントカメラに送るというものです。ミラーレス一眼の映像らしいので最大で8K、多分視点の向きによりトリミングするので4Kくらいの画像を5G回線で送ります。

ソフトバンクの5G技術の開発はファーウェイとの共同研究が米中貿易戦争で話題になり、若干のマイナスイメージをつけてしまいましたが、この実験のようなプレスリリースがあると別の面で技術力の高さをアピールできます。

ソフトバンクのビジネス向け技術情報

ソフトバンクがMobile向けと同様に発信しているのが、IoT向け情報です。ここでもAR,VRが1番最初に出てきます。AR,VRは5Gにつられて盛り上がるテーマかもしれません。

その次にソフトバンクが押しているのが慶応大学と共同開発した「リアルハプディクス」(力触覚通信)です。これはロボットと人間を通信でつなぎ人間の押す力、ロボットの感じる触覚を相互通信させる技術です。

これってすごく低遅延が要求されますよね。だって手で触った感触が1秒後にわかるとかだと、まともに物をつかんだりできないですよ。

ソフトバンクの開発した技術だとこの遅延が0.02秒以下に抑えられ、違和感のない感触が得られます。例えば、人間には危険な作業をロボットで代替する場合、あたかも自分が感じているように操作ができるわけです。

そういえばソフトバンクはペッパー君を持っていましたね。ソフトバンクは投資の先見性でも有名ですが、5Gを前にすでにロボットの技術も持っているとはさすがです。

5G基地局シェアリング

また注目の動きとして5G通信では複数のキャリアで通信基地局をシェアする構想があります。

このプレスリリースはソフトバンク、AU、楽天モバイル、東電の名前で出されています(えっ。ドコモいないの?)

私も全部の通信インフラをドコモとAUとソフトバンクと3重化する必要は無いと思います。コスト削減には頭のいい方法です。計画では5Gアンテナとインターネットから基地局までの回線と電源を共用します。

ドコモがいないことに違和感がありましたが、通信インフラの多重化という観点では仕方ないかもしれません。モバイル回線は災害時の重要なインフラですが、通信回路が単一だと災害に弱いです。回線多重化のためにどこかがババを引くとなれば、まあドコモが適当ですかね。

まとめ

ソフトバンクは他のキャリアに比べて5G通信の未来を具体的に示してくれています。技術力を発信することも必要でしょうが、「野球観戦の未来がこう変わる」とか興奮しますよね。

またソフトバンクは投資会社でもあり、5Gに関係して盛り上がりそうな業界に多数投資をしています。5G関連で予想できない暴騰を狙うんであればソフトバンクがベストですね。