ビッグデータのリーディングカンパニー ブレインパッドの特徴とは?

2019年6月23日

ブレインパッドは2004年創業のデータ解析を主体としたIT企業です。2018年の決算では大きく続伸しました。2011年にマザーズに上場。2013年に東証1部に市場替えしていますのでITベンチャーの中では古参になります。

この記事ではデータ関連のIT企業では今一番勢いがあるブレインパッドを研究します。

ブレインパッドの主要製品領域

ブレインパッドは主にサービスと自社開発のソフトウェアの販売が主な商品です。この商品には主に4つの技術分野があります。それぞれを説明しながら紹介ます。

マーケティング分野

マーケティングの分野ではいくつかのサービスを展開していますが、主にWEB系のレコメンドエンジン、広告関連サービス、自然言語処理が大きな柱です。

その中で面白いと思ったZ会の導入例について紹介します。

Z会は学生向けに学習アプリを提供していますが、そのコンテンツが3000講義あります。いかに強化や内容によってこの講義を分けてもユーザーが希望の1つにたどり着くまでにものすごい労力が必要で、多くの場合は一番欲しいコンテンツまでたどり着かなったそうです。

Z会の学習アプリは隙間時間に効率よく学習することを売りとしていますので、この検索が5分も10分もかかるようでは、コンテンツの良さを棄損してしまいます。

ブレインパッドの「Rtoaster」(変な名前・・・)はユーザーの年齢や学力、志望校と今までの観覧履歴をもとに、ユーザーが今一番必要なコンテンツをお勧めするコンテンツレコメンドエンジンを実現しています。

このレコメンドエンジンの搭載によってZ会のアプリは瞬時にユーザーの希望に近いコンテンツを提案して、短時間で短い講義を見るという形態を実現しました。

データ可視化分野

データ可視化のサービスでは、今までブレインパッドが培ったデータマイニングの技術を使って顧客データの分析を行います。ユーザーの顧客データから顧客1人1人に対してのメールやLINEなどのマーケティング施策を行えるようになりました。

(なんかPythonのMatplotlibの教科書に同じようなグラフがあった気がします)

データマイニング・機械学習分野

この分野がブレインパッドの一番経験の深い分野です。この領域の実績は多数ありますが、その中で一つ紹介すると、あのSAPと連携してビッグデータ学習・予測システムを開発しています。このシステムはみずほ銀行のマーケティングツールとして採用されています。

このサイトを見ていただいている方は、ちょっと投資関連への理解も深いと思いますが、証券会社の商品を販売するにはそれなりの統計の知識も必要になります。みずほ証券のような巨大な証券会社になるとそれにプラスして、商品知識、顧客情報などのパラメータも加わり最適な金融商品を選ぶことが艱難でした。

ブレインパッドとSAPのシステムはこれらのパラメータを基に、数千種類あるみずほ証券の金融商品の中から顧客に最適な商品を瞬時にピックアップすることができます。

分析基盤分野

分析基盤の分野では、上記で紹介したシステムをMicrosoft Azuruなどのクラウド上で運用することを支援します。

今や自社のサーバーやデータセンターを持つことはあまり一般的でなくなりました。その代わりに台頭してきているのがMicrosoft AzureやAmazon AWSなどのクラウドサービスです。

ブレインパッドでは提供するシステムをAzureなどのサービスに乗っけて提供するサービスがあります。それが分析基盤事業です。

私も前職では一所懸命LINUXの勉強とかしましたが、今後はクラウドのサービスが台頭するでしょうね。無駄とは思っていませんが、時代が変わったと感じます。

まとめ:ブレインパッドの事業分野はどれも強力!

この記事ではブレインパッドの事業の4つの柱を紹介しましたが、どの事業も導入事例が多くて売れている印象がありました。

AIやIotに特化した企業よりもブレインパッドのようにデータマイニングに力を入れるやり方が、一番需要が大きい気がします。IT企業の中で1番期待できる企業の一つです。