理系エンジニアですか?文系エンジニアですか?

2019年3月9日

近頃よく文系エンジニアという言葉を耳にします。

私は社会人の仕事には文系理系も関係なく1つ1つが専門職だと思っているので、エンジニアを文系と理系に分けるのは、まだ職業についていない学生に向けた言葉だろうと思っています。

これは私が学生のときのイメージですが、文系の学生は理系の教科に挫折して仕方なく文系を選んだ人間が多く、理系という言葉にいくらかのコンプレックスを持っていたように感じます。

ですのでなおさら、文系エンジニアと聞くと学生向けの言葉だろうなと感じるんです。

今日はそんな文系エンジニアの道を考えている、これから職業を選択する方向けに記事を書いてみます。

文系エンジニアとは

まず、文系エンジニアとは、私が調べたところ、ほぼ100%IT系のエンジニアです。

もともとエンジニアってのは日本語では「技術者」であり、特定の工学分野の知識やスキルを有する人を指します。

しかし、システムエンジニアやセールスエンジニアなどの言葉が一般的になりそこから「エンジニア」だけが独立しました。そして、言葉の成り立ちから、多くの場合IT系の技術者のことを指すようになったと考えられます。

Googleで「エンジニアになるには」を検索すると、検索上位の殆どがプログラミングやサーバー管理などのIT系のエンジニアの技術についてのサイトになります。

ただ、私はこのエンジニア=IT技術者の考え方については、ちょっと違和感があります。理由は理系エンジニアとして見たときにIT技術なんてエンジニアリング全体のほんの1分野にすぎないからです。

理系エンジニアとは

エンジニアが理系なのは当たり前かもしれませんが、理系エンジニア(技術者)について分野を整理してみると、このくらいはあるように感じます。

  • 電気系エンジニア 電気設計、製造、保守とか
  • 機械系エンジニア 精密加工とか
  • 情報系エンジニア ITとか 数値解析とか 確率統計とか
  • 測定系エンジニア 精密計測 検査 評価とか
  • 化学系エンジニア 分析とか
  • 物理系エンジニア 半導体、放射線とか
  • 医療系エンジニア 医療とか 健康とか バイオとか 

(光学とか温度とかまだまだありそうですが、項目がわからないです。これくらいにしておきますが、多分これでも一部でしょう。)

このように理系エンジニアと括ろうとしても、たくさんの職種があり、うまく一括にできません。また、これらの職種は、開発、製造、品保などの分野により別々の知識が必要です。

これらの人たちは自分の専門を話すときに「電源装置の開発です」とか「環境物質の分析です」とかは言いますが、理系エンジニアとは言わないです。

文系エンジニアに対して不満があるわけでは無いですが、文系のエンジニアという分野わけには多少の違和感があり、なんでこんな言い方がされるようになったのか?と思ったりします。

文系エンジニアという言葉が出てきた理由を考えた

ではなぜ、文系エンジニアという言い方が使われるようになったんでしょうか。

記事の初めに学生のコンプレックスがある?とも書きましが、証拠も無いので少しデータを探してみました。

探してみたところ、理系文系の年収の差が数値で現れているデータがありました。2011年に経済産業研究所がまとめた理系出身者と文系出身者の年収比較に関するデータです。

データによると40代の社会人の平均年収で男性では40万円、女性では60万円理系の方が高収入になっています。

学生のときの選択で生涯賃金が1割変わってしまうのはツライ。

しかも、私の周りの理系エンジニアの人たちを考えてみると、殆どが大学での専攻のバックグラウンドがあります。

つまり、大学で文系を選んで社会人になってから理系の技術職を選ぶというキャリアパスはほとんどないことになります。

そのなかで唯一、文系→ITエンジニアは技術職へ転職可能なキャリアパスで、私見ですが、普通の理系エンジニアよりも文系の経験を活かしやすい。かつ、より高給が見込めます。

たしかに、これはもう文系エンジニアという固有名詞をつけてあげないといけません。天空から垂れ下がった一本のクモの糸です。

最後に・・・

結局今までのことを総括すると、文系の学生は営業職なんか選ばないでエンジニアになれ!それが地獄から天国へと逃げられる唯一の道!ってことになるでしょうか。

(言い過ぎか)

しかし、今後はプログラマやITインフラ管理などの成り手不足が心配されているそうなので、私達が使っているITインフラを守るためにも皆さんぜひエンジニア考えてみてください。

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