話題のChromebookはビジネスで使えるのか?

2020年3月5日

ビジネスでChromebookが使えるかどうかという質問はずばりYESです。

最近Chromebookが教育関連のニュースでじわじわ話題になっています。「どうせ子供用でしょ」と思っている人は認識が間違っています。私はWindowsのかなりの部分がChromebookに置き換わると思います。ビジネス用途は特に!

この記事では、Chromebookユーザー歴4年の私がChromebookをビジネスに使った場合の考察をしてみます。

Chromebookって何だっけ?

ChromebookはGoogleが開発しているChromeOSを搭載したノートパソコンです(デスクトップはChromeboxと呼ばれます)。イメージとしてはWindowPCとAndroidスマホの中間位の使用感です。

これらの説明は以前の記事に書いていますし、ウェブを探せばたくさん出てきます。

起動爆速!Chromebookを強くお勧めする理由

ChromebookはAndroidと同様にOSが課金されませんのでコンピュータ全体をとても安価に仕上げることができます。また処理能力の高いCPUを必要としないのでデバイスのスペックも低くすることができ、これも低価格に貢献しています。

逆にインターネット接続を前提に設計されているため、セキュリティはWindows OSよりも堅牢です。(←これは使う人によるが・・・。)また、(まだ)台数が少ないのでウィルスの標的にされにくいです。

このような理由でChromebookは小中学校で使われるPCの候補として挙がっています。政府のGIGAスクール構想にも対応しています。

Chromebookは世界中の小学校に導入されているため「子供用」「教育用」とイメージが強いですが、決してそんなことありません。実は会社の標準PCとして導入したところもいくつかあります。例えば次のような事例があります。

上のJEMSの決断は国内最先端でしょう。もし今「会社のPCを全部Chromebookにしろ」と言われると私も「大丈夫か?」と思います。

でもよく考えれば、仕事で使うPCって別に特別な仕事してないぁと感じました。ちょっと自分の仕事を振り返ってPCをどう使っているかを考えてみました。

ビジネス用PCに求められる性能

今週私がPCを使ってした仕事です。

  • メール送受信
  • ワード編集
  • エクセル編集
  • プレゼン編集 プレゼン実施
  • スケジュールの更新・確認(ブラウザ)
  • 印刷
  • 技術情報の収集(ブラウザ PDF)
  • USBフラッシュメモリ読み書き

上記は全部Chromebookでできます。しかもChromebookはワープロソフト、スレッドシート、プレゼンソフトがデフォルトで含まれているのでMS Officeを買う必要がありません。

このほかにデスクトップとドキュメントフォルダにあるファイルの種類を調べてみました。

  • Word 10個
  • Excel 2個
  • PDF 10個
  • テキストファイル 5個
  • パワポ 2個
  • JPEG 3個
  • Eagle 1セット
  • CAD 1個

200ぐらいアイコンがありましたが、EagleとフリーのCADが1つずつあった以外は全部Chromebookで作業できるファイルでした。

また私のWindows PCに入っているソフトでChromebookに代わりのソフトが無いものは次のようになりました。

  • ペイント

ペイントだけありません。私はペイントガンガン使うのでこれが無いと困ります。Googleペイント作ってくれませんかね。クッソ軽いやつ。

Chromebookのビジネス性能

Googleには「G Suite」というビジネスツールがあります。G SuiteはMS OfficeとEメールとLINEとFacebookと地図ソフトなどを合体させた感じです。私はまだ使ったことが無いんですが。

個別のソフトはほとんど無料で使えるのですが、それらを一つのパッケージにしたG Suiteは有料のサービスです。有料である理由はG Suiteの管理機能が企業に不可欠だからです。G Suiteを使えば今まで企業で維持していたイントラネットやストレージサーバーなどの管理が不要になります。

イントラネットを使わず全員が直接インターネットに接続していても、ネットワークドライブへのアクセス権はG Suiteの管理者設定で行えます。だから物理的にネットワークで区切ってアクセス制限をする必要がありません。

驚くことにG SuiteでUSBポートの管理とかもできるそうです。USBフラッシュメモリを使用禁止にするとかWindowsのグループポリシーみたいな機能もあります。

これらの機能はどちらかというと教育現場向きというよりもビジネス向きです。Chromebookが小学校から勢力を伸ばしていますが、最終的にビジネス用途に向かうことは明らかです。

まとめ Chromebookはビジネスでこそ活躍する

この記事ではChromebookがビジネスで使えるのか?私の考えを紹介しました。箇条書きにすると

  • Chromebookは教育現場で伸びてる
  • ビジネス用のWindows PCでは大した仕事はしていない
  • それらの仕事はChromebookでもできる
  • ChromebookのG Suiteはさらにそれらの仕事に特化
  • 結局Chromebookはビジネス用途にこそ最適

Chromebookは日本では全く知名度がありませんが、全世界の小学校ではChromebookがすでに主流になっています。2017年の統計では高校生以下の学生の購入するノートの58%はChromebookです。

10年もすれば今の学生が社会に入ってきます。将来会社から支給されるPCはChromebookかもしれません。今のうちに勉強しておいた方がいいかもしれませんねぇ。