プログラマーの仕事について
多くの人はプログラマーの仕事についてパソコンやスマホのアプリ、企業のHPの仕組みづくりみたいなものを想像すると思います。私の仕事の一部もプログラマーですが、私が作っているプログラムはどれにも当てはまりません。
(正確に言うとC#でWindowsのソフト作っているので当てはまってますけどね)
1 電気計測でプログラミング
私のお仕事は電気計測器で電気を測ることです。電気で測る際に1秒ごととか、計測器で同期とって測るとかしないといけないので、その時にプログラムが必要になります。
そういった人(私)の使うプログラムは実はとてつもなく基本的な機能しか使いません。設定を変える時も、ソフトのメニュー画面を変えたりせずに、ソースコードを直接変えるので、メニュー画面を作りこんだりしません。ネットワーク上のデータを取ったり送ったりしませんので、通信プロトコルも知らなくても大丈夫です。独学で十分できる範囲です。
ほとんど基本的なプログラミングしかしていませんが、仕事では十分足りています。プログラミングをこれから始めたい人やプログラミング初心者の方は、私のいる分野を目指してもいいと思いますよ。
2 将来の成長分野
さらに、この分野は非常に潜在需要があります。いくつか理由があります。
- なぜか品質保証の人間はプログラミングできる人間がほとんどいない。
- 人材不足、働き方改革、生産性向上などといわれているが、生産現場にはまだ非効率なことがたくさんある。
- プログラミングにより生産性を上げるような設備が増えてきている。
問題はプログラミングをできる人間がいないのでプログラミングが生産性向上にどのくらい効くのかみんな良く分からないってことじゃないでしょうか。
先日RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)について記事を書きました。
現職の仕事はまさにRPAの先駆けだと思っています。
今私は品質保証関連の職場にいますが、ほとんどの社員が新卒入社から品質保証なのでプログラミングのできる社員は少ないです。その中で、私はちょっと変わり者でシステムエンジニアから転職してきたという珍しい経歴を持っています。
前職ではSEでボロボロになりましたが、今の仕事ではこの経験がとても役立っています。今になって少しだけやっててよかったと思えるようになりました。今の職場では重宝してもらっています。
3 まとめ
私もITが好きでシステムエンジニアになりましたが、皆さんが思っているほど華やかな仕事だけではないですよ。もちろん六本木のオフィスで働いて高給を取っているエンジニアはいますが、ごく一部です。
もし、このブログを読んでいる人でプログラミングを身に着けたいと思っている人がいれば、ぜひ計測器制御や機械制御の道も考えてみてください。