人気No1プログラミング言語Pythonの初め方

Pythonは2018年にPYPLで人気プログラミング言語1位になった注目のプログラミング言語です。私はC、C#推しなんですが、流行り物には乗らないと行けない業界なので、Pythonの初め方について記事にしておきます。

Pythonの特徴

このブログは計測技術について書くという趣旨で作っていますが、Pythonは今のところ計測技術よりもAIやIoTなどのデータ処理に強い言語です。

IoT機器自体を動かすのはArduinoのC言語が1番いいような気がしますが、データをエッジで処理してサーバーに上げるのには確かにPythonがいいような気もします。

Pythonはスクリプト言語ですのでCのように実行前にコンパイル作業(機械語に翻訳)がいりません。また、スクリプト言語は実行速度が遅くなりがちですが、Pythonの実行速度はCなどとほぼ変わらないと言われています。

Pythonのメリットはなんと言ってもライブラリ(補助ブログラム)です。数値演算や行列演算などのライブラリを使うとまるで別の言語のように言語の守備範囲が広くなるのもPythonのメリットのひとつです。

Pythonは時流に乗ってデータ処理やAIのライブラリが数多く追加されています。今後も流行を1番早く取り入れる言語になると思われます。

Pythonの1番簡単な初め方 ”Colaboratory”

何年か前まではPythonはPC(WindowsやMacやLinux)にインストールして使用する方法が一般的でしたが、2018年からはColaboratoryを使う方法が1番簡単に成りました。

ColaboratoryはGoogleのサービスでWebベースのエディターでプログラミングができるJupyter NotebookというWebサービスのGoogle版になります。

https://colab.research.google.com/

上記アドレスにアクセスると1番最初にようこそページが表示されます。このようこそページ実はすでにColaboratoryで表示されています。なのでここにいきなりPythonのプログラムを書くこともできます。

「+コード」ボタンでセルを追加してからHollo Worldを書いてみました。Shift+Enterで実行できます。(実行にはGoogleアカウントのログインが必要です)

「Hello World」できました。

ファイル>Python3の新しいノートブックを選べば何も書いていないまっさらのエディタ画面が起動します。

Colaboratoryを使えば、自分のPCにPythonをインストールして使う必要はありません。WEB上のエディタにコードを入力すると各セルごとにコードを実行してくれます。実行された結果はセルの出力窓に表示されます。

ColaboratoryのコードはGoogle Driveに保存しているファイルをロード、セーブできますので作業の途中でもファイルを保存しておけます。

ただしColaboratoryの使用時間は決まっていて一定時間以上使用するとメモリーがリセットされてしまうので気をつけてください。その他にも細かい制限がありますので詳細はColaboratoryのFAQのページを読んでみてください。

まとめ

今回の記事では現時点で1番Pythonの学習に適していると思われるGoogleのWEBサービス”Colaboratory”を紹介しました。

Colaboratoryを使えば自分のPCにPythonの開発環境をインストールする必要がありません。プログラミング学習を始める前に環境構築でつまづく心配がありません。

実は私も久しぶりにColabratoryを見て進化している点があって驚いてしまいました。今後もまだまだ使いやすくなっていくColaboratoryの進化に期待です。