理系がプログラミングを学ぶならC#から始めるべき

2020年9月24日

こんにちは。理系エンジニアのなおです。(理系エンジニアなんて言い方しないね)

世の中では「文系の人間こそプログラミングを学んでエンジニアになるべき」という意見が流行っています。

これには私も同意です。プログラミングは一見情報工学の学生が使う技術のように思われますが、「言語」ですから、むしろ文系の皆さんの得意分野です。

しかし、理系のエンジニアも世の中にはいるわけで、そのような人間はプログラミングはいらないかと言うとそうではありません。理系の人間こそプログラミングを身につけるべきです。

この記事では理系エンジニアのプログラミングの重要性とまだプログラミングを学習していない理系の人へどのプログラミング言語から学習すればよいかを説明してみました。

理系エンジニアにプログラミングが必要な理由

理系のエンジニアの皆さんはそれぞれ得意分野があるはずです。私は電気系のエンジニアです。電圧計や電流計を使い、日夜、目に見えない電気と戦っています。

現代の計測器はよっぽど安い古い装置でなければリモートインターフェースがついています。代表的なものだとRS-232C(シリアル)、USB、GPIB、最近だとLXIとかもあるかな。

このようなリモートインターフェースで計測器を制御できるようになると測定や制御でできることが一気に5倍くらいに広がります。

私が取引先から聞いた話だと、半導体を設計している技術者さんが自分の開発した半導体を評価するために測定器にPCをつなげてVisual Basicで測定プログラムを作っているそうです。評価用の測定装置を自作(基板から設計)したこともあったそうですが、測定専用の装置を使うのが1番良かったそうです。

その他にも生産ラインに組み込まれている出荷前検査装置のプログラムを作ったとか、製造装置が正常に可動しているかチェックするプログラムを作ったとか、いくつかプログラミングの話を聞いています。

理系のエンジニアは「自分の専門」+「プログラミングスキル」で仕事の効率を大きく伸ばすことができます。しかも、理系エンジニアのプログラミングは文系エンジニアに比べて超簡単なんです。

理系エンジニアのプログラミングは超簡単

文系エンジニアのプログラミングはネット上のサーバーで動作するプログラムを対象にしています。理系エンジニアのプログラミングは計測装置を制御するために作ります。想像してみてください。規模が全然違います。

文系エンジニアのプログラミングはプログラミング言語の他にホームページのデザイン(HTML)、データベース(SQL)、サーバー管理(LINUX)などが必要でバグの許容度も厳しいです。

しかし、理系エンジニアが覚えるのはプログラミング言語と装置のコマンドだけです。装置のコマンドはマニュアルの最後に載ってるし、プログラミング言語も入門編で十分間に合います。

だから逆に理系のエンジニアこそプログラミングを身につけるべきです。理由はすぐできるようになるのだから。

理系エンジニアの最初の言語はC#がおすすめ

では、理系エンジニアがプログラミンを学習するには具体的に何をすればいいか?私はC#を勧めています。

他の記事にも書きましたがプログラミングの初学者が独習するにはC#が最適と思っています。理由はその記事を見てください。

最近YouTubeでプログラミングを勧めている動画を見ましたが、Cなどのプログラミングで挫折する人が多いようです。その理由はCのプログラムがどのように動くのかがイメージできないのでつまらなくなってしまうからです。

その点C#と装置制御はかなり早い段階で画面にボタンができて、ボタンを押せば装置が動くようになります。最終型が想像しやすいので、飽きる問題は無いかと。

まとめ:C#に挑戦してみよう

私がプログラミングを覚えたのは大学の頃でしたのでもう20年くらい経ってしまいました。その時は大学の助教の先生がマンツーマンで見てくれました。プログラミングの学習は分かる人に見てもらうのが1番の近道です。

今は同じようにマンツーマンで教えてくれるサービスがたくさんあり、プログラミングのハードルがだいぶ低くなりました。後輩からプログラミング独習の方法について聞かれたときはこれらのサービスを探してみ?と紹介しています。

申し込みはポイントサイトのモッピーからプログラミング教室の申し込みをするとキャッシュバックがあるのでおすすめです。登録が必要なのでめんどくさいですが。

理系のエンジニアでもう少しレベルアップしたい人など、ぜひ挑戦してみてください。おすすめです。