JCSS(ISO17025)品質マニュアルの書き方 3章編
JCSS(ISO17025)品質マニュアルの第3章です。実は第3章はすごく短いです。今回はちょっとだけですが、説明をします。
第3章は総則
第3章はISO17025規格書では用語および定義になっていますので、規格書に合わせるならば、何を書くか迷うところです。私は第3章は総則を書いています。
もう少し先に説明しますが、文書管理や教育訓練は別の文書にまとめるのが良いです。なのでそういった分類に当てはまらない物を3章に入れておくのが良いです。
目的
例えば目的です。目的は意外と重要で、規則の追加などで迷ったときに立ち返ると案外考えがはっきりします。例えば以下のように書けばよいです。
このマニュアルは○○(事業所)がISO17025に規定する計測器の校正業務を適正に行うために必要な事項を定め、公正かつ円滑な業務を実施することを目的とする。
品質マニュアル
(規則を変更するときに、”公正かつ円滑な業務”のためか?と立ち止まって考えるヒントになります)
品質マニュアルの改廃手順
品質マニュアルの第1章で最高責任者から品質管理者に全権委任してもらえば、品質マニュアル以外の書類はすべて品質管理者の承認で発効できます。しかし、品質マニュアルだけは最高責任者の承認が必要になります。
ふつう文書の改廃手順は文書管理に書きますが、品質マニュアルに関してだけはここで書くといいでしょう。
品質マニュアルは最高責任者の承認によって制定・改定・廃棄される。
品質マニュアル
総則に書かれる内容はこのくらいです。短くてすみません。これ以外は各所で書いておく必要があれば書けばいいと思います。
まとめ
第3章は本当に短くてすみません。次は第4章をやります。次以降だんだんボリュームが大きくなりますので頑張りますよ。